子猫を保護したら最初にすること|体温・ミルク・病院受診の順番ガイド
公開:2026-07-02
道端で鳴いている子猫を見つけた、段ボールに入れられた子猫が玄関前にいた――そんな瞬間、「どうすればいい?」と頭が真っ白になる方は少なくありません。子猫はとても小さく、体力の消耗が早いため、保護直後の数時間がその後の生死を分けることもあります。
この記事では、子猫を保護したらすぐに行動できるよう、体温管理 → ミルク給与 → 動物病院受診 → 隔離という時系列で手順を解説します。
ステップ①【保護直後・最優先】体温を守る
子猫を保護してまず確認すべきは「体温」です。生後4週間未満の子猫は自分で体温調節ができず、低体温症(体温35℃以下)は短時間で命に関わります。
体温チェックの目安
- 正常な子猫の体温:38〜39.2℃
- 触ってひんやり感じる、口の中が白っぽい、ぐったりしている → 低体温の疑い
温め方
- タオルを数枚重ねて子猫を包む
- ペットボトルにお湯(40℃前後)を入れてタオルでくるみ、そばに置く(直接触れさせない)
- 段ボール箱などに入れて保温スペースをつくる
- 部屋の温度は28〜30℃を目安に保つ
電気毛布やカイロを直接当てると低温やけどの危険があるため、必ずタオルを挟んでください。低体温の子猫は体が温まるまでミルクを与えてはいけません。消化器官が動いておらず、誤嚥や死亡のリスクがあります。
ステップ②【体温が安定したら】ミルクを与える
体温が安定し、子猫が自分で口を動かせる状態になったらミルクを与えます。
必ず「子猫用ミルク」を使う
牛乳・人間用粉ミルク・豆乳は与えてはいけません。 乳糖が多く、下痢・脱水を引き起こします。ペットショップやドラッグストアで購入できる「子猫用ミルク(哺乳瓶付き)」を用意してください。
生後週数別の給与量の目安
| 週齢 | 1回量 | 給与回数(1日) | |------|-------|----------------| | 〜1週 | 2〜4mL | 2〜3時間ごと(8回程度) | | 2週 | 5〜7mL | 3〜4時間ごと(6回程度) | | 3〜4週 | 8〜10mL | 4〜5時間ごと(4〜5回) | | 4週〜 | 離乳食への移行期 | 徐々に回数を減らす |
与え方のポイント
- 子猫を腹ばいにして哺乳瓶を差し出す(仰向けは誤嚥の危険)
- ミルクの温度は38〜40℃(手首の内側に垂らしてぬるく感じる程度)
- 自分から飲もうとしない場合は無理に与えず、動物病院へ
排泄を促す(〜3週齢)
生後3週未満の子猫は自力で排泄できません。授乳後はぬるま湯で湿らせたコットンやガーゼで肛門・陰部を優しく円を描くように刺激し、排泄させてください。これを怠ると腸閉塞につながります。
ステップ③【できるだけ早く】動物病院を受診する
体温とミルクの初期対応が済んだら、当日中、遅くとも翌日中に動物病院を受診することを強くおすすめします。
受診が急がれるサイン
以下に一つでも当てはまる場合はすぐに病院へ連絡してください。
- ぐったりして動かない、または痙攣している
- 目やにや鼻水が多く、呼吸が荒い
- 下痢・血便・嘔吐がある
- 体に傷や骨折の疑いがある
- 体温が温めても上がらない
病院でしてもらうこと
- 週齢・健康状態のチェック
- 感染症・寄生虫(ノミ・ダニ・回虫など)の検査と駆虫
- 適切な栄養管理の指示
- ワクチン接種の時期の確認(一般的に生後8週齢〜)
先住ペットがいる家庭では、ウイルス検査(猫風邪・猫白血病・猫エイズなど) の実施も相談しましょう。
ステップ④【先住ペットがいる場合】隔離する
すでに猫や犬を飼っている家庭では、保護した子猫を別室に隔離することが必須です。
隔離が必要な理由
- 保護した子猫が感染症を持っている可能性がある
- 先住ペットのストレスを防ぐ
- 子猫が踏まれる・威嚇される事故を防ぐ
隔離期間の目安
動物病院での検査結果が出るまで(通常1〜2週間)は別室管理が基本です。ウイルス検査で陰性が確認され、健康状態が安定してから段階的に対面させましょう。
隔離部屋に必要なもの
- 保温できるスペース(段ボール+タオル)
- トイレ(砂入りの浅いトレー)
- 水と食事(週齢に合わせて)
- 先住ペットの匂いがついていないもの
保護後の流れをおさらい
よくある質問
まとめ:保護直後の行動が子猫の命をつなぐ
子猫を保護したら、①体温を守る → ②ミルクを与える → ③病院へ → ④隔離するという順番を意識してください。特に生後間もない子猫は数時間で状態が急変することがあります。迷ったらまず動物病院に電話して指示を仰ぐのが一番の近道です。
あなたの行動が、小さな命をつなぐ第一歩になります。
本記事にはPRを含みます
この記事の悩みに寄り添う提携先はこちら
今のうちの子に合った備えを
ライフステージ用品
子犬・子猫の育児グッズから、シニア期の介護用品まで、年齢に合わせたアイテムを揃えられる通販。
- ✓子犬・子猫期からシニア期まで幅広く対応
- ✓介護用品・サプリメントも充実
- ✓定期便・まとめ買い割引もあり
※本リンクはPR(広告)を含みます