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犬の歯石除去(麻酔あり)の費用はいくら?ペット保険は適用される?

公開:2026-07-02

愛犬の口臭が気になりはじめ、動物病院で「歯石除去が必要です」と言われたとき、真っ先に頭をよぎるのが「費用はどのくらいかかるの?」「ペット保険は使えるの?」という疑問ではないでしょうか。

犬の歯石除去は人間のそれとは異なり、全身麻酔が必要なため、費用も検査代込みで数万円になることがほとんどです。本記事では、費用の内訳と相場、保険適用の可否、そして予防ケアでコストを抑えるコツまで、まとめて解説します。


なぜ犬の歯石除去には全身麻酔が必要なの?

人間の歯科治療とは異なり、犬は「口を開けてじっとしていて」と言っても従ってくれません。歯肉の下(歯周ポケット)の歯石まで取り除こうとすると、どうしても痛みや不快感が生じ、犬が暴れてしまいます。

全身麻酔をかける主な理由は以下のとおりです。

  • 犬がパニックを起こしてケガをするリスクを防ぐ
  • 歯周ポケット内の歯石を安全かつ丁寧に除去するため
  • 処置中の誤嚥(水や唾液を気管に吸い込む)を防ぐ
  • レントゲンや抜歯など追加処置を同時に行えるようにするため

無麻酔での歯石除去をうたうサービスも存在しますが、日本獣医師会は「歯周ポケットの処置ができず、動物にストレスをかけるだけ」として推奨していません。安全で効果的なケアのためには、全身麻酔が不可欠です。


犬の歯石除去にかかる費用の相場

費用は動物病院や犬のサイズ・状態によって大きく異なりますが、以下が一般的な目安です。

費用の内訳と目安

| 項目 | 費用の目安 | |------|-----------| | 術前検査(血液検査・レントゲンなど) | 8,000〜20,000円 | | 麻酔料 | 10,000〜30,000円 | | 歯石除去(スケーリング)処置料 | 10,000〜30,000円 | | 点滴・モニタリング | 5,000〜15,000円 | | 抜歯が必要な場合(1本あたり) | 3,000〜15,000円 | | 合計(抜歯なし) | 30,000〜80,000円程度 |

小型犬より大型犬のほうが麻酔量が増えるため費用が高くなります。また、歯周病が進行して抜歯が複数本必要になると、10万円を超えるケースも珍しくありません。

定期的にかかるコストとして考える

歯石は一度除去しても再び蓄積します。適切なデンタルケアを行っていない場合、1〜2年おきに処置が必要になることもあります。生涯を通じた累計コストを考えると、日頃の予防ケアがいかに重要かがわかります。


ペット保険は歯石除去に適用される?

これが多くの飼い主が最も気になるポイントです。結論を先にお伝えすると、ほとんどのペット保険では「歯石除去」は補償対象外となっています。

なぜ補償されないのか

保険会社が歯石除去を補償しない主な理由は、「予防・美容目的の処置」とみなされるからです。歯石は日常的なケア不足によって蓄積するため、「病気の治療」ではなく「メンテナンス」と判断されます。

ただし、以下のような場合は例外的に補償される可能性があります。

  • 歯周病と診断された上での治療的処置として歯石除去が行われた場合
  • 抜歯を伴う歯周病治療が必要と判断された場合
  • 保険会社によっては「歯科治療特約」を別途付加している場合

保険会社・プランによって異なる

「歯石除去」という言葉だけで判断せず、加入している保険の約款や補償内容を必ず確認することが大切です。また、保険加入前に歯周病が発症していた場合は「既往症」として対象外になる可能性もあります。

ポイント: 動物病院の診断書に「歯周病治療」として記載されているかどうかが、保険適用の可否を左右することがあります。事前に獣医師と保険会社の両方に確認しておきましょう。


保険が使えないなら?コストを抑える3つの方法

保険適用が難しい場合でも、日頃の工夫で費用を大幅に抑えることができます。

1. 毎日の歯みがきで歯石の蓄積を防ぐ

最も効果的な予防策は、毎日の歯ブラシによる歯みがきです。歯垢(プラーク)は24〜48時間で歯石に変わると言われています。毎日磨くことで歯石の蓄積スピードを大幅に遅らせ、処置の頻度を下げることができます。

2. デンタルガムやおもちゃを活用する

歯みがきが難しい場合でも、デンタルガムや噛むおもちゃを活用することで、歯垢のつきにくい口内環境を作れます。ただし、これだけでは不十分なため、歯みがきと併用するのがベストです。

3. 定期的な口腔チェックで早期発見

半年に1回程度、動物病院で口腔内チェックを受けることで、歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。重症化する前に対処できれば、抜歯などの高額処置を避けられる可能性が高まります。


まとめ:歯石除去は「治療費」と「予防費」の両面で考えよう

犬の歯石除去は、全身麻酔を伴うため1回あたり3万〜8万円程度の費用がかかります。ペット保険は原則として補償対象外ですが、歯周病治療として認められるケースもあるため、加入中の保険内容を確認することが大切です。

何より重要なのは、日頃のデンタルケアで歯石をつきにくくすること。毎日の歯みがきを習慣にするだけで、処置の頻度を減らし、生涯トータルの医療費を大きく削減できます。

愛犬の歯の健康は、全身の健康にもつながっています。今日から少しずつ、デンタルケアを始めてみましょう。


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